be disagreed about の解釈の仕方
C.S. ルイスの “Mere Christianity”に以下の文があります。
One of the things Christians are disagreed about is the importance of their disagreements.
本文の主語 One of the things Christians are disagreed about の構造を教えていただけないでしょうか。
One of the things (which) Christians are disagreed about と考えたとき、
関係代名詞を外すと Christians are disagreed about one of the things という文になりますが、
disagree は自動詞なので Chiritians are disagreed が成立しないと思われます。
正しい解釈の仕方をご教示いただけると幸いです。
1 回答
ご質問の文における “be disagreed about” は、通常の用法とは少し異なる表現です。この文は、受動態の形を取っていますが、能動態に書き換えるとわかりやすくなります。
能動態:Christians disagree about one of the things.
(クリスチャンたちはあることについて意見が一致していません。)
受動態:One of the things (which/that) Christians are disagreed about …
(クリスチャンたちが意見を異にしているあることの一つは…)
ここでの “be disagreed about” は、通常の受動態とは異なり、”disagree” の目的語を主語にするのではなく、前置詞 “about” の目的語を主語にしています。この用法は一般的ではありませんが、文学的な表現として使われることがあります。
より一般的な表現であれば、以下のようになります:
One of the things (which/that) Christians disagree about is …
(クリスチャンたちが意見を異にしているあることの一つは…)
この文では、関係詞 “which” または “that” が省略されています。関係詞節は、先行詞 “one of the things” を修飾しています。
したがって、この文の主語は “One of the things (which/that) Christians are disagreed about” 全体であり、述語動詞は “is” です。主語の一部である “Christians” は、関係詞節の中で “be disagreed about” の動作主として機能しています。