どちらの文も文法的に正しく、意味も同じです。つまり、副詞 “carefully” を動詞 “listened” の前に置くか、前置詞句 “to the expert” の後に置くかの違いだけで、どちらも “We listened to the expert carefully.” と同じ意味を持ちます。
英語では、副詞の位置は比較的自由で、文脈や強調したい部分によって変えることができます。一般的に、副詞は修飾する動詞の近くに置かれますが、厳密なルールがあるわけではありません。
ただし、わずかなニュアンスの違いがあるとすれば、以下のようになります:
1. “We listened to the expert carefully.” – この語順では、”carefully” が “listened” を直接修飾しているため、「注意深く聞いた」という行為自体に重点が置かれています。
2. “We listened carefully to the expert.” – この語順では、”carefully” が “to the expert” と “listened” の両方に係っているように感じられるため、「専門家に注意を払った」というニュアンスがやや強調されています。
ただし、これらのニュアンスの違いは非常に微妙で、ほとんどの場合、両方の語順が互換的に使用できます。