関係形容詞の後は不完全な文が来る、というのは学校で教わったことでしょうか。
必ずしも不完全な文が来るわけではありません。
この文は、
1. Please come at noon
2. I will be back in my office by noon.
という二つに分けることができます。
今回の文では、二つの文を繋げるために2の文のby noonを前に出してきて、”by which time”に変化しました。この”by which time”は”I will be back in my office”という文を修飾する句で、副詞句となります。
二つの文を繋げると、この副詞句である”by which time”が前に出てきて、関係形容詞以降の文が完全な文のように見えますが、当初の文(I will be back in my office by noon)からは欠けている部分があることがわかるかと思います。
関係詞の後が「完全な文」か「不完全な文」かというのを意識するより、二つの文を一つに繋げた時に、関係詞以降の文の一部がちゃんと前に出ているかどうかが関係詞を使った文を作る上で大切になってきます。
前置詞+whatの場合ですが、二つに分かれている文の時点でwhatは目的語であるので、一つの文に繋げてwhatの部分を前に出し、前置詞+whatにすると、それ以降の文は不完全な文になります。
whatが目的語なので、それを前に出すと、自然の流れで以降の文は不完全な文になるということです。
お伝えできて、光栄に思います。
このサイトには、学校では絶対こうなると教えられたのに、この文章はそれと違うがどういうことか、という質問が度々あります。
もし、教えられたことと矛盾する文章に出会ったら、教えられたことを一度疑うと英語の理解が深まるかもしれません。
英語も日本語と同じように言語であり、特に英語は現代では多種多様な文化の人が使う言葉であるため、”必ずこうなる”という教えに縛られないのがよいかなと思います。
回答ありがとうございます。どちらの説明もよく分かりました。確かに、関係形容詞の後は不完全だと教わりました。私の教わった「不完全」の意としては、動詞や前置詞の目的語が欠けている等の、文法的欠損を示し、I will be back in my office. には文法的欠損が無いため、どこもおかしな箇所のない「完全文」だと思ったのです。
saaaga